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社会・全般
2013年9月27日(金)9:00

「定着の可能性低い」/ハブ対策会議で県報告

サキシマハブの定着有無を確認する捕獲調査結果などが報告された対策会議=26日、宮古福祉保健

サキシマハブの定着有無を確認する捕獲調査結果などが報告された対策会議=26日、宮古福祉保健

 サキシマハブ対策会議が26日、宮古福祉保健所で開かれた。県は約4カ月間にわたり、ハブの定着有無を確認する捕獲調査結果を示して「定着の可能性は低い」と報告した。ただ、住民からの情報提供の対応や研修会は継続して実施する。


 サキシマハブは今年4月19日に、平良港第一埠頭近くで発見されたが、その後発見されていない。

 県衛生環境研究所衛生科学班(ハブ担当)の寺田考紀主任研究員はハブの進入経路は「八重山諸島または沖縄本島から来た可能性がある」と指摘した。物資にまぎれたか、または人の手で持ち込まれたのかについては「不明」とした。

 寺田主任研究員は「2匹目の発見は限りなく低いが、物資や人によって持ち込まれる可能性はあり、情報監視は継続して行うことが必要」と述べた。

 ハブが発見・捕獲された場所を中心に捕獲箱30台を設置したところ、約4カ月間で宮古島に生息するサキシママダラ(無毒)85匹、サキシマスジオ(同)1匹の延べ86匹が捕獲されたと報告。一つの捕獲箱での1カ月間の平均捕獲数は0・73匹で、沖縄本島の0・11匹と比べると高い捕獲数だった。

 寺田主任研究員は「宮古島には、豊かな自然がまだ残っているという証明だろう」と話した。捕獲されたヘビはその場で逃した。

 対策会議には市や消防などの関係機関が参加した。


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