09/08
2024
Sun
旧暦:8月6日 先勝 乙 
教育・文化 環境・エコ
2013年10月3日(木)9:00

「中継地の環境大切」

サシバ保護集会開く/伊良部中


サシバ保護を誓い合う生徒たち=2日、伊良部中学校体育館

サシバ保護を誓い合う生徒たち=2日、伊良部中学校体育館

 北から渡り鳥のサシバ(タカ科)の群れが伊良部島などに飛来する季節を迎え、伊良部中学校(平良善信校長)は2日、サシバ保護集会を開いた。生徒68人は、国際保護鳥サシバを守っていくことを誓い合った。

 サシバは、沖縄が本土復帰した1972年に鳥獣保護法が適用され、狩猟鳥から保護鳥に指定された。県は77年、サシバが渡る10月をサシバ保護月間に設定。環境省は2006年のレッドデータ見直しで、サシバを絶滅危惧種に指定した。サシバは宮古島市の市鳥。2~11日まではサシバ保護旬間。

 集会では校内のサシバ保護ポスター・標語表彰式があり、ポスターの最優秀賞に羽地未来さん(2年)の「皆で守ろう国際保護鳥」と題した作品、標語の最優秀賞に川越大樹君(3年)の作品「守ろうよ 次の世代に 飛ぶサシバ」が選ばれた。平良校長が入賞者らに賞状を贈った。

 続いて、宮古自然クラブ世話人の岡徹さんが「野鳥の渡り(サシバを中心に)」と題して講演した。

 岡さんは、サシバに発信器や標識をつけた調査やサシバの群れのカウントの方法、秋の渡りで見られる野鳥などを詳しく語った。渡り鳥の中継地である宮古の自然環境の大切さを考えさせた。

 生徒を代表して島尻晃希君(3年)は「将来サシバが増えるよう自然環境を大事にしていきたい」と意欲を示した。

 母の会会長の親泊ゆかりさんは「サシバが密猟にならないよう、地域に声を掛けて守っていきたい」と決意を新たにした。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年9月3日(火)9:00
9:00

閑散期の観光振興へ

座喜味市長と意見交換/観光庁など   市が観光庁の地域観光新発見事業補助金を活用して実施する「市閑散期対策事業~推し活旅とマス媒体を活用した分散型旅行のすすめ~」に向けて、同庁の豊重巨之新コンテンツ開発推進室長らが2日、市役所で座喜味一幸市長と意見を…

2024年8月30日(金)9:00
9:00

「サメ?いやイルカだ」

来間大橋近くで回遊確認/宮古ブルーの海満喫   来間大橋近くの宮古島側約100ほどの沖合で29日午前10時半ごろ、1頭のイルカが優雅に泳ぐ姿が目撃された。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!