次の百年へ第一歩/多良間村制施行百周年
記念碑除幕し決意新た
【多良間】多良間村(伊良皆光夫村長)は村制施行百周年を記念した記念碑を同村役場前に建立した。除幕式を28日に行い、伊良皆村長らが村民や関係者にお披露目した。
記念碑は御影石を使い、同村の楕円形の地形を表した。「多良間村制施行 百周年記念碑 平成25年4月1日」と刻んだ。
村民や来賓、役場職員ら関係者が見守る中、伊良皆村長らが記念碑を覆っていた白い布をひもで引っ張っり除幕した。
伊良皆村長は、沖縄戦や食料難での「ソテツ地獄」、日本復帰など村がこれまでに歩んできた歴史を紹介し、「われわれは幾たびの困難を乗り越えてきた。先人たちが築いてきた百年という歴史を受け継ぎ、後世に伝えていくのがわれわれの使命。今後の百年に向け、階段を上るがごとく一歩を踏み出すことを願う」とあいさつした。
除幕式を行ったのは伊良皆村長ほか森山実夫村議会議長、仲井真弘多知事(代理・安里肇県宮古事務所長)、山本正徳岩手県宮古市長、下地敏彦美ぎ島美しゃ市町村会長(代理・長濱政治宮古島市副市長)の5人。
除幕後は、同村の園児たち22人がくす玉を割って祝賀ムードを盛り上げた。