下地市長 「後輩の励みになる」
県文化協会賞受賞者を祝福
県文化協会賞功労賞を受賞した下地徹さん、奨励賞の与儀一夫さん、団体賞の久田多嘉子舞踊研究所の代表・久田流家元二代目久田多嘉子さんらが6日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね受賞報告を行い、さらなる精進に気持ちを新たにした。下地市長は「それぞれの分野での活動が評価されたと思う。皆さんの受賞は後輩の励みになる」と祝福した。受賞式は11月26日に豊見城市民会館で行われた。
2個人、1団体を推薦した市文化協会の大城裕子会長は受賞報告で、受賞者や団体のこれまでの活動と今回の受賞理由などを紹介し「各種イベントでも積極的に作品や舞踊を発表している」と述べ、宮古島の文化の振興に貢献していることを強調した。
功労賞の下地さんは1990年に宮古盆栽同好会を設立。会長として各種展示会を開催し、盆栽人口の増加や盆栽の魅力などを伝えてきたことが評価された。
奨励賞の与儀さんは94年に宮古写真愛好家協会を設立。写真展や写真集の出版を通して、野鳥の保護と自然保護を訴えるなど活動の幅を広げている。
団体賞の久田多嘉子舞踊研究所は福祉施設での慰問公演など、地域に根差した活動を展開。現在は先代家元の久田カナさんの娘多嘉子さんが意思を引き継ぎ、門下生100人余とともに舞踊芸能の普及と発展にまい進している。
受賞報告には久田流の池間澄さん、根間幸子さん、下地キミさん、久田流澄の会の池田千香子さんも出席した。