垣花、豊見山さんを祝福/宮古上布保持団体
花束贈りさらなる活躍期待
宮古上布保持団体の忘年会と受賞祝賀会が8日夕、市内のホテルで行われ文化庁長官表彰を受けた垣花英好さんと全国重要無形文化財保持団体協議会小川・東秩父大会で功労者表彰を受けた豊見山カツ子さんに花束が贈呈された。
あいさつで垣花さんは「国の大切な重要無形文化財を守るための技術を引き継いでいくためにこれからも頑張りたい」と述べた。
豊見山さんも「今回表彰を受けたことで宮古上布は大切な宝であるとの思いを強くした。これからも自分に与えられた仕事にしっかり取り組んでいきたい」と話した。
同団体を代表して新里玲子さんが「2人に対する表彰は会員全体に良い波及効果をもたらしている。それぞれが意欲を持って宮古上布のために頑張ってくれることを期待している」と述べた。
垣花さんは、宮古上布の保存および伝承者育成に尽力し、文化財保護に多大な貢献をしたとして文化庁長官表彰を受けた。
豊見山さんは、長年にわたり宮古上布保持団体構成員として宮古上布の製作に携わり、伝承者育成講座の講師など後進の指導、団体運営に功績を残したとして同協議会から功労者表彰を受けている。