創立40周年の総仕上げ/沖縄宮古民謡協会
記念誌発刊で祝賀会開催
【那覇支社】沖縄宮古民謡協会(天久勝義会長)の創立40周年記念誌発刊祝賀会・忘年会が8日、那覇市内のホテルで催され、約150人の郷友や会員、門下生などが出席した。同協会は1973年に創立。40周年記念関連事業の一環として、記念式典・祝賀会や、「とうがにあやぐ」歌碑建立、第18回芸能祭宮古島公演を開催し、総仕上げに記念誌を発刊した。
天久会長は「各記念事業への協力と支援に感謝したい。今後とも生まれ島への思いを常に心に抱き、宮古民謡の活性化に尽力したい」とあいさつ。記念誌編集委員会の糸満旦男委員長は「心魂を傾けた故郷の先人たちの労苦に思いをはせ、協会のさらなる躍進に向けた斬新な企画方針で編さんした」と述べた。
来賓祝辞で、沖縄宮古郷友連合会の古波蔵和夫会長は「会員が一丸となって、宮古の伝統芸能の素晴らしさや盛り上げに取り組む活動に心から感謝したい」と話した。
記念誌には、40年の歩みの写真や歴代会長の座談会、有識者の提言、国外・県内外の会員の声、アーグ大会・民謡コンクールの歴史、教師・師範各研究所紹介などが収録されている。
引き続き行われた忘年会は「とうがにあやぐ」「大世栄」で幕開け。同連合会の兼島恵孝前会長の乾杯音頭の後、各民謡・舞踊研究所による余興が披露され、フィナーレは出席者全員でクイチャーをにぎやかに踊り、来年への飛躍を誓い合った。