個性豊かな感性たたえる
読書感想文・画コン表彰式/学校図書館協
宮古地区読書感想文・感想画コンクール表彰式(主催・宮古地区学校図書館協議会)が14日、市中央公民館で行われた。感想文(自由、課題)と感想画(自由、指定)で最優秀、優秀、優良に選ばれた児童生徒283人に賞状を手渡し、子どもたちの個性豊かな感性をたたえるとともにさらなる活躍を呼び掛けた。
今年度は感想文に159点、感想画に501点が応募され、審査の結果283点が入賞。そのうち、173点は県コンクールに出品された。
入賞の内訳は、小学校感想文が65人、同感想画が154人で合計は219人。中学生感想文が14人、同感想画が40人で合計64人となっている。
主催者を代表して饒平名和枝会長は「これからも読書を大切にし本の魅力に触れて言葉を学び、心豊かに成長することを願っている」とあいさつした。
また、宮古教育事務所の儀間裕芳所長も「感受性豊かで表現力豊かな皆さんの作品を見てとてもうれしい」と述べ、これからも読書を通して多くのことを学ぶことを呼び掛けた。
講評では、感想文審査委員長の宮國和美さんが、表現力豊かな作品が多く、本から学んだことを自らの生活に生かそうとしている部分などを評価した。
課題としては小学生で原稿用紙の使い方が間違っていたり、漢字が間違えている作品が多いことを指摘し、中学生については読み手を引きつける書き出しの工夫などを呼び掛けた。
感想画審査委員長の下地操さんは、入賞作品の多くが本を読み込んでおり、いろいろな工夫をして描き込まれていることが説明された。また、課題については作品の中に大人が描いたような作品も一部見られることから、子どもの指導にかかわる保護者、教諭は指導の際に子どものも思いを大切にしてその年齢に応じた表現方法の指導することを呼び掛けた。
また、式では小学校自由読書の部最優秀賞の友利翔君(砂川小1年)と、中学校課題読書の部最優秀賞の下地美玖さん(久松中1年)が受賞作品を朗読した。
同コンクールは、児童生徒の本に親しむ機会をつくり、読書の楽しさや素晴らしさを体験させ、読書の習慣を図ることを目的に開催している。