不法侵入許さない/宮古空港
緊急対処訓練を実施
宮古空港不法侵入事案緊急対処訓練(主催・宮古空港保安委員会など)が20日、宮古空港で行われた。市や宮古空港・航空路監視レーダー事務所、宮古島署、日本トランスオーシャン航空宮古支社などから約30人が参加。車両を強奪した逃走犯が空港内に侵入したことを想定し、本番さながらの訓練を展開した。
訓練は、午後1時40分ごろ、平良字西里で40歳くらいの上着黒色着用の男が、普通乗用車を運転している男性を脅迫し、車両を強奪して宮古空港付近向け逃走。逃走犯は第3ゲートを乗り越えて1番スポット内に侵入した-と想定して行われた。
通報を受けて出動した宮古島署のパトカーと同空港管理事務所の車両で逃走犯を挟み、警察官3人が男を検挙した。
対策本部長の下地敏彦市長は「事件はいつ発生するか分からない。いろいろな状況に的確に対処できるよう訓練する必要がある。今回の訓練を通して緊急時に対応できる体制を確認してほしい」と呼び掛けた。
この訓練は、空港関係機関相互の緊密な連携・協力の下に実践的な訓練を行い。空港に対する脅威に迅速・的確に対応し空港の安全性、定時制および効率性に寄与することを目的に毎年実施している。