知識深め見聞広める/みやこじまこどもセンター
東京社会見学ツアー実施
【東京支社】みやこじまこどもセンター(天野誠代表)主催の東京社会見学ツアー「本物に会おう!」の参加者らは27日、東京大学本郷キャンパス内理学部1号館大学院講義室で同大学大学院の常行真司教授の特別授業を受けた。参加者らは、科学の不思議と楽しさについて知識を深めた。
同ツアーは、「生きる力を育む」ための一環。今回の参加者は、宮古島市内の小学生、中学生、高校生、大学生を合わせた26人に保護者6人が参加。
常行教授は、スーパーコンピュター「京」の統括運用責任者で次世代スーパーコンピュター戦略機関CMSI統括責任者。
一行は、常行教授の案内で構内の赤門や安田講堂などを見学した後、特別授業で「物質科学のおもろさ」について学んだ。
北中から参加している伊志嶺元隆君(1年)は「将来の夢は理科の先生。東京で立派な先生にお会いできて良かった。やる気が増した」と感想を話した。
天野代表は、「父兄から社会科見学だけのツアーを組んでほしいという要望があった。今回のツアーでは、島ではなかなか経験できない東京で『本物』に会って感じ、『仲間』と話して考え、『目標』を決めて実行できるような内容を考えてみました」とプログラムを説明した。
参加者らは29日までに、早稲田大学で小林ミナ大学院教授の特別授業と早稲田大学留学生とのワークショップやロンドンオリンピックレスリングの銅メダリスト松本隆太郎さんの講話を聞く。また国立西洋美術館では絵画鑑賞やサントリーホールでベートーベンの交響曲第9番を楽しむことにしている。