09/12
2024
Thu
旧暦:8月9日 仏滅 戊 
教育・文化
2014年1月18日(土)9:00

教職員対象にSST講話/星槎大の岩澤さん

子取り巻く環境変化など指摘


講話をメモをとりながら熱心に聞く参加者ら=16日、南小学校

講話をメモをとりながら熱心に聞く参加者ら=16日、南小学校

 社会生活技能訓練(SST)講話(主催・市障がい福祉課)が16日、南小学校で行われた。講師で星槎大学通信制課程共生科学部の岩澤一美専任講師が、現在の子どもを取り巻く環境や社会生活技能訓練の実践方法などについて講話した。市内の幼小中学校の教職員らが耳を傾けた。

 社会生活技能は一般的には社会生活をする上で、対人関係や共生のために必要な能力といわれている。

 岩澤さんは「子どもを取り巻く環境が変わり、空間、時間、仲間の三つの『間』が減り、子どもたちが年齢に応じた社会生活技能を身に付けられる環境がなくなってきている」と指摘し「結果として人間関係がギスギスしている」と話した。

 さらに「言いたいことは言えるが、言われたことがきちんと受け止められず、攻撃することで身を守るようになるなど、社会生活技能が欠けている」と述べた。

 加えて「SSTを取り入れた授業はその技能を身に付けさせるための『きっかけ』で、子どもたちは理解するが身に付いたわけではない。身に付けさせるためには大人が継続してきちんとした手本を見せることなどで、子ども自身が自らの行動の善し悪しに気づくことが必要」と強調した。

 同講話は2013年度地域自殺対策強化支援事業の一環として実施された。SSTを学校現場に取り入れている背景には、子どものころからSSTを取り入れることで、子どもたちが社会生活技能を習得し、不適応の発症予防にもなり、長期的な視点では精神保健や自殺予防対策にもつながると期待されている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年9月10日(火)9:00
9:00

きょうから八月踊り

多良間 初日は仲筋字会 国の重要無形民俗文化財に指定されている多良間島の八月踊りが10日から始まる。初日は仲筋字会が土原(ンタバル)御願所で「正日」を行い、塩川の住民を招いて華やかな組踊などを披露する。祭りは12日までの3日間。

2024年9月3日(火)9:00
9:00

閑散期の観光振興へ

座喜味市長と意見交換/観光庁など   市が観光庁の地域観光新発見事業補助金を活用して実施する「市閑散期対策事業~推し活旅とマス媒体を活用した分散型旅行のすすめ~」に向けて、同庁の豊重巨之新コンテンツ開発推進室長らが2日、市役所で座喜味一幸市長と意見を…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!