12/02
2024
Mon
旧暦:11月1日 大安 己 
産業・経済
2014年6月4日(水)9:00

先進的産地構築へ/和牛改良組合総代会

組合長に砂川氏選任


14年度の事業計画などを承認した総代会=3日、JAおきなわ宮古地区本部大ホール

14年度の事業計画などを承認した総代会=3日、JAおきなわ宮古地区本部大ホール

 宮古和牛改良組合(平良一夫組合長)は3日、第34回通常総代会をJA宮古地区本部大ホールで開き、2013年度の事業報告や14年度の事業計画などを承認した。事業計画には育種価(遺伝能力)に基づく改良の推進、計画交配を徹底する方針などを盛り込んだ。平良組合長は「高品質和牛を生産する先進的産地構築が産地間競争を生き残る条件になる」と目標を示した。

 同会では役員改選も行い新組合長に砂川栄市氏、副組合長に松原秀樹氏を選任した。優良農家の表彰も行い、賞状を手にした農家らは笑顔を見せていた。

 あいさつで平良組合長は「13年度は宮古と多良間を合わせた競り販売額が目標の30億円を突破し、宮古の肉用牛の歴史に新たな1ページをつづった」と前年度を振り返った。

 飼料価格の高止まりやTPPなど厳しい環境の中で、経営を安定させていくには①計画的な母牛更新②事故率の低減③良質粗飼料の生産確保④低コスト生産の確立-が不可欠と考えを述べた。

 事業計画の重点項目には①子牛の発育向上とその平準化②1戸1頭増頭運動の推進③宮古牛ブランドの強化-なども示した。

 前田幹男県宮古農林水産振興センター所長や下地敏彦市長(代読)、比嘉俊昭県農業共済組合長、新城武一郎JAおきなわ宮古地区本部長らが来賓祝辞を述べ、和牛産地として一層の発展を祈念した。

 優良子牛生産奨励賞、6月期子牛共進会宮古和牛改良組合長賞、12月期子牛共進会宮古和牛改良組合長賞は次の通り。(敬称略)

 【優良子牛生産奨励賞(毎月の競りの去勢最高価格)】川田勝之(平良)▽新垣四郎(城辺)▽福里正広(同)▽友利玲子(上野)▽川満孝信(城辺)▽新垣政吉(平良)▽川根洋一(下地)▽豊見城玄弘(多良間)▽荷川取広明(下地)▽砂川昌則(上野)▽上地誠(同)▽西里康彦(平良)

 【6月期子牛共進会宮古和牛改良組合長賞】松川晋(城辺)

 【12月期子牛共進会宮古和牛改良組合長賞】荷川取広明(下地)


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!