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教育・文化
2014年6月8日(日)9:00

新城氏、「宮古島文学」に賞詞授与/第18回平良好児賞

末永い創作活動祈念/関係者集い盛大に祝賀会


宮古ペンクラブの仲地運営委員(右)から新城氏(同2人目)と市原氏(同3人目)に賞詞が授与された。左は本社の平良社長=7日、市内ホテル

宮古ペンクラブの仲地運営委員(右)から新城氏(同2人目)と市原氏(同3人目)に賞詞が授与された。左は本社の平良社長=7日、市内ホテル

 第18回平良好児賞授賞式と祝賀会(主催・宮古毎日新聞社、主管・宮古ペンクラブ)が7日、市内のホテルで催された。宮古ペンクラブ運営委員の仲地清成氏から新城兵一氏と、同人誌「宮古島文学」(主宰・市原千佳子氏)に賞詞と副賞が授与された。新城氏は詩集「弟または二人三脚」で、同人誌「宮古島文学」は地域に根差した普遍性をめざす文芸活動が評価され、今回の受賞となった。授賞式後に開催された祝賀会では、市文化協会の大城裕子会長の乾杯の音頭で出席者全員で祝杯を挙げ、新城さんと「宮古島文学」の受賞と末永い活躍を祈念し祝福した。

 受賞した新城氏は「たくさんの人がお祝いに駆け付け見守る中での受賞をとても喜ばしく思う。俳人、歌人としてだけではなく、編集者、同人の資金調達など様々なことをこなし、宮古文学の礎を築いた平良好児氏の様な人は後にも先にも現れない。すべてを兼ね備えた文学の巨人、怪物ともいえる人物の賞を頂けたことは誠に光栄だ。これからも平良好児氏の様に息の長い創作活動を続けていきたい」と喜びと抱負を述べた。

 また、同人誌「宮古島文学」の市原氏は「宮古島文学の使命は、日本の南端から文学を発信していくということにある。一極にこだわるのではなく、同じ地球の上に立っているのだという視点に立ちながら、宮古島の文学に風穴を開けるという役割も担っている。新刊の第号は作家である平良好児氏を見つめ直そうということで編集されている」と説明し、同賞受賞の喜びを語った。

 主催者を代表して宮古毎日新聞社の平良覚社長は「平良好児賞は宮古に縁がある各ジャンルの文芸活動で、優れた業績を残した個人、団体を表彰している。受賞者の皆さんには、ますます執筆活動に励まれ、世の中の人々に多くの感動を与えてもらいたい」とあいさつした。

 来賓祝辞で宮國博教育長は、新城氏とは旧知の仲であることなどのエピソードを紹介した上で、「受賞者が末永く創作活動に取り組まれ、ますますご活躍されることを祈念したい」と祝福した。


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