10/10
2024
Thu
旧暦:9月7日 先負 丙 
政治・行政
2014年6月18日(水)9:18

国に対策要請へ/太陽光売電問題

宮古島市、県や石垣、久米島と連携/市議会一般質問始まる


市議会6月定例会の一般質問初日は5人が登壇し、市長の政治姿勢と市当局の施策について質問した=17日、市議会議場

市議会6月定例会の一般質問初日は5人が登壇し、市長の政治姿勢と市当局の施策について質問した=17日、市議会議場

 沖縄電力の太陽光売電問題について、古堅宗和企画政策部長は17日、県や接続保留されているほかの自治体と一緒に国に要請する準備を進めていることを説明した。開会中の宮古島市議会(真栄城徳彦議長)6月定例会一般質問で富永元順氏の質問に答えた。



 この問題は、宮古島電力系統における沖縄電力の太陽光発電受け入れ可能量が限界に迫り、売電を希望する事業者(市民)が沖縄電力と売買契約を結べない状態が続き、同様の問題は久米島町や本土では北海道でも浮上している。


 国は、電力会社に受け入れ可能量の拡大を促すが、電力会社には電気の安定供給義務があるため安易な対応でリスクを負うことはできないとしている。


 沖縄電力の見解について、古堅部長は「現状において可能な対策について進めながら引き続き接続可能量の拡大に向けた検討を行っていくとしている」と説明した。


 市としての今後の方針については「懸念される接続可能量の拡大に向けては国の政策として進めてきた経緯から、国に対して早急に具体的な対策を取るよう現在、接続が保留されている石垣市、久米島町とともに県と4者での要請に向けて調整を進めている」と述べた。


 そのほか、市としての取り組みについては「接続保留については、冬場の電力需要が少ない時期に太陽光発電の発電量が大きくなることが問題になることから、導入可能量の拡大に向けて現在進めている『宮古島市全島エネルギーマネジメントシステム(EMS)実証実験』(すまエコプロジェクト)のシステムの中で電力需要を調整することにより、導入可能量を拡大できるかについても沖縄電力と検討を進めている」と説明した。


 初日の一般質問には富永氏のほか、下地明氏、佐久本洋介氏、前里光惠氏、仲間頼信氏の5氏が登壇した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年9月21日(土)9:00
9:00

地域クリエイターに学ぶ/商工会議所

講師に中村、安田さん/新商品開発セミナー   宮古島商工会議所は19日、地域クリエイターと一緒に考える特産品ブラッシュアップ&新商品開発セミナーを同所で開催した。中村美樹さん(クリエイティブファクトリー・パパラギ)、安田澄江さん(ミヤコブライド)らが…

2024年9月17日(火)9:00
9:00

泡盛の消費拡大狙う/沖縄国税事務所プロモーション

台湾富裕層対象に/鍾乳洞見学や試飲会   沖縄国税事務所は16日、大型クルーズ船の寄港に合わせた泡盛の消費拡大プロモーションを宮古島で初開催した。クルーズ船の乗客38人が酒蔵バスツアーに参加。城辺砂川の多良川を訪れて泡盛を貯蔵している鍾乳洞を見学した…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!