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産業・経済
2014年6月22日(日)9:00

マンゴー選果機が始動/JA新集出荷場

糖度センサー装着/品質基準の統一徹底


選果機によるマンゴーの選別が始まった=21日、JAおきなわ宮古地区農産物集出荷場

選果機によるマンゴーの選別が始まった=21日、JAおきなわ宮古地区農産物集出荷場

 JAおきなわ宮古地区農産物集出荷場で、マンゴーの選果機が始動した。糖度センサーで果実一個一個の糖度を測る機能を持つ。選りすぐりの甘いマンゴーだけを商品にする選果機の登場は、宮古島産マンゴーの評価を一層高めると注目を集めている。


 マンゴーの選果機を新しく備えたJAの新集出荷場は今年3月に完成した。マンゴーの品質は昨年まで、人の目で判定していたが、今年から「糖度センサーの目」が加わり、品質基準の統一がより徹底された。

 機械は糖度の他にサイズの選別も行う。表皮の「赤の色乗り」の程度などは、従来通り人の目で判別している。

 21日は約300㌔入荷した。多くの職員がてきぱきと動き、選別や箱詰め作業を行った。マンゴーは品質やサイズ別に、21種類に選別し、JAあたらす市場や本土に出荷した。

 選果機1レーンの1日当たり選果能力は10㌧。全2レーンの稼働では20㌧が可能になる。

 選果機の稼働では作業時間が短縮されるため、消費者に届く間に発生することがある過熟防止にも役立つという。

 今期の本土向けマンゴー(アーウィン種)の選別は20日に始まった。終了は収穫期が後になるキーツ種を含めると8月末ごろを予定する。JAは未熟果や軸腐病に罹ったもの以外はすべて受け入れている。今期のJA取扱量は前期の95㌧より20㌧多い、115㌧を見込む。

 新集出荷場は宮古島のJA4支店の集出荷場を1カ所にまとめた。

 JAの担当者は「品質を統一する一元集出荷は、市場の信頼を高め、最終的には農家の所得向上に結び付く」と強調する。


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