「すごーい」「楽しいね」/自然の不思議に大喜び
親と子のお天気教室開催
2014年度「親と子のお天気教室」(主催・宮古島地方気象台)が2日、宮古島市中央公民館で行われた。会場にはたくさんの親子連れらが詰め掛け、各種実験を通して熱気球が浮く理由、竜巻の仕組みなど自然の不思議について学んだ。参加した子どもたちはいろいろな実験に興味津々の様子で「自然ってすごいね」「とっても不思議だね」などの感想が聞かれた。
今回の教室は「んみゃーち~自然のふしぎ夢いっぱい!~みんなで実験して!考えよう!」をテーマに行われた。
主催者あいさつで鈴木和明台長は「きょうは竜巻や熱気球などいろいろな実験を用意しているので自然の不思議を体験してほしい。また、地震や台風から身を守る術についても親子で考える機会にしてほしい」と呼び掛けた。
同教室は、親子で楽しく自然現象を学び、自然災害から身を守ることや防災意識の高揚などを目的に開催している。
教室では、はじめに2011年3月の東日本大震災時の津波で被災地の小学校の児童や教諭らが落ち着いた判断で無事に避難できたアニメが上映され、当時の状況を生々しく語る内容に訪れた人たちは見入っていた。
実験体験コーナーでは、空気砲から出る煙で空気の流れを見たり竜巻ができる仕組みを紹介する実験のほか、大きなビニールの熱気球が暖められた空気で浮かび上がる実験ではふわふわと浮かび上がる気球に子供たちは「浮いた浮いた」「うわーすごい」などの声が上がった。
そのほか、展示コーナーでは気象、地震、津波災害の写真パネルや宮古島市エコアイランド推進課の活動紹介なども行われた。
平一小1年の知念璃空君は「小さな車(超小型EV車)に乗ったことが一番楽しかった。今度は実際に自分で運転してみたい」と笑顔で話した。
花園幼稚園の島袋こころちゃん(5)は「熱気球がどんどん浮かび上がったのがとても楽しかったし、空気砲も上手にできたのでうれしかった」と述べた。