プレオープンで「サンブンノイチ」上映/パニパニシネマ
品川監督が舞台あいさつ
よしもと南の島パニパニシネマ(旧シネマパニック宮古島)のプレオープン上映会が2日、同館で行われた。同館はデジタルプロジェクターを導入。沖縄国際映画祭に取り組む「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」からネーミングライツ(命名権)支援協賛を受け、新たな映画館として生まれ変わった。
この日は品川ヒロシ監督の「サンブンノイチ」(木下半太原作)が上映されたほか、品川監督と同館の下地昌伸社長が舞台あいさつをした。
「サンブンノイチ」は第6回沖縄国際映画祭で審査員特別賞「ゴールデンシーサー賞」を受賞。ストーリーは、どん底からの一発逆転に命をかける3人が銀行強盗で手に入れた大金を巡って、さまざまな欲望が絡む、ストーリー展開が速いクライムムービー。
品川監督は舞台あいさつで「宮古島は好きです。でもきょうは滞在時間が3時間分しかない」と話し、会場を沸かせていた。今回の作品について「漫才をやってきたのが少し生かされて、今までの3本の作品の中でも、これは漫才っぽいテンポで進んでいく経過にはなっている」と話した。
今後の撮影について「次回作はすでに撮り終わっている。もし機会があれば、宮古島でも映画を撮影をしたい」と話した。
また、下地社長は「皆さんの応援で、再開することができた。導入したデジタルの機器は映画館の物ではなく、皆さんの物と考えている。デジタルになったことで、映画に込める関係者の皆さんの思いが、より良く伝わると思う。ありがとうございました」とあいさつした。