日々の努力が夢を実現/「てぃだフォーラム」
小林氏が講演で強調/高校生の就業意識向上図る
高校生を対象とした就業意識向上事業「てぃだフォーラム」(主催・宮古島地域雇用創造協議会)が6日、マティダ市民劇場で開かれた。小林デザインスタジオ(東京)の小林照幸代表が講演を行い、夢実現に向けた努力を継続することの必要性を訴えた。モデルで女優の前田希美さんによるトークショーや高校生仕事クラブによる報告も行われた。
小林デザインスタジオは、建物の外壁などにプロジェクターで映像を映し出すプロジェクションマッピングの技術を持ち、国際宇宙展示会で宇宙航空研究開発機構のプロジェクションマッピングを手掛けた実績を持つ。講演で「日々の努力が夢を実現させる」と語る小林代表は「夢をかなえるためには、自分の意思で選択し、自信を持って夢に向かって自ら努力しなければならない」との考えを示した。
「人は負けたら終わりではない、やめたら終わり」との持論を紹介。「負けた悔しさを克服する努力をして上を目指すことが必要」と訴えた。ただし、実際には頑張ってもかなわないこともあるとした上で「軌道修正をしてほかの夢を追い求めれば良い」と語った。
前田さんは質問形式のトークショーで、小学5年生の時にモデルに憧れ、雑誌に応募してモデルとなったことを紹介。「モデルになりたいという気持ちが誰にも負けなかったと思う」と、強い思いが夢を実現させてくれたとの考えを示した。
毎日を楽しく過ごすために、意識的に「自分は幸せ」と口に出して言うという前田さん。「口に出して言うことはとても大切」と前向きな言葉を意識的に口にすることを推奨。来場した高校生へのメッセージとしては「毎日こつこつと努力をすれば、自分にとってプラスになる。むだになることはない」と思いを述べた。
市公設市場内で週末限定のカフェ「んまがぬ家」を運営している高校生仕事クラブのメンバー3人は、オープンまでの取り組みなどを報告するとともに「一緒に働きましょう」とクラブへの参加を呼び掛けた。
小林代表の講演後には、プロジェクションマッピングの実演も行われた。