きょうから再稼働/市クリーンセンター
下地市長が会見で発表 焼却炉修理終わる
市クリーンセンターの焼却炉施設に不具合が生じ、修理のため、先月18日から同焼却炉の稼働を停止していたが、同焼却炉の修理が完了したとして6日、下地敏彦市長は会見し、きょう7日から焼却炉を再稼働すると発表した。
同焼却炉は燃焼した可燃ごみの排気を処理するバグフィルターの「ろ布」に異常が見つかり、市はろ布交換と修理のため焼却炉を停止した。不具合が見つかる直前まで、排気した焼却炉の煙からは施設近隣に「ばいじん」が降るなどの被害が報告されていた。
市は緊急に焼却炉施設を停止して点検したところ、同ろ布に異常が見つかったため、すぐに交換することを決め、ろ布を作製する本土事業者に発注した。個別受注による作製のため、相応の期間を要することから、平良野田にある市最終処分場に収集した可燃ごみの仮置き場を設けた。
当初、可燃ごみ仮置き場の収容許容量は1000㌧で設定したが6日現在、同仮置き場には640㌧が集積されたという。
会見で下地市長は「可燃ごみ減量の呼び掛けに対し、市民が協力してくれたおかげだ。予想を下回る結果となったので安堵(あんど)している。市民の皆さまに感謝したい」と述べた。また、バグフィルター不具合で排気されたばいじんについては現在、専門機関に分析を委ねており、結果が出るのは9月10日ごろを予定しているという。下地市長は「調査結果が出た段階で、すぐに市民にはお知らせする」と説明した。
今後、同クリーンセンターでは通常出される可燃ごみを焼却処分しながら同時に、停止期間中に仮置き場に集積したごみの焼却も並行し行っていくとしている。