16日に市陸上競技場/10RUN
今年はOB実行委で開催
「高校生チャリティーフェスタ10RUN(ワンオーラン)」実行委員会は9日、宮古青年会議所会館で会見を開き、11回目となる今年は16日午前9時から市陸上競技場で、「つなぐ」をテーマに開催すると発表した。ただし、今年は高校生による実行委員会を組織することができなかったことから、OBが実行委員長を代行。チャリティーランとはせず、高校生に広く参加を呼び掛け、来年度の実行委員会体制作りを目指す。
「10RUN」は、高校生がスポンサーを探し、10時間で走ることのできた陸上競技場トラックの周回数に応じてスポンサーから協力金をもらい、それを福祉やボランティアの団体などに寄付する高校生主体のチャリティーイベント。2004年に第1回を開催し、昨年の第10回までに延べ約3000人の高校生が参加、400㍍トラックを1万9372周、約7748㌔を走破し、596万円の協力金を延べ約40団体に寄付してきた。
今年も例年通りの開催を目指してきたが、高校生による実行委員会の組織ができず、開催そのものが危ぶまれたことから、「10RUN」のOB会を立ち上げ、同会と有志で実行委員会を設置。第5回の実行委員を務めた石垣太輔さんが実行委員長代行を務め、開催されることとなった。
高校生実行委員6人のうちの3人も出席して開かれた会見で石垣委員長代行は「10年を掛けて育んできたこのフェスタの火を、何としても次世代につなぎたいとの思いから、実行委員会を代行する形をとることを決めた」と経緯を説明。「12回につなぐ大会にしたいので一人でも多くの高校生に参加してほしい」と多数の参加を呼び掛けた。
今回はオープン参加として、高校生以外の参加者も募集している。参加希望者は当日、直接、陸上競技場へ。
問い合わせは実行委員会世話人の川満さん(電話090・9781・4276)まで。