産業・経済
2014年8月14日(木)9:00
キビの夏植え始まる/機械化や手作業で
宮古島の各地でサトウキビの夏植え作業が始まっている。各生産農家は、1年半後の収穫に向け、1本1本に豊作の願いを込めて植え付けている。
植え付けるキビは、「カッター」と呼ばれる切断機を使って、約20㌢の長さで節と節との間で切断する。
ここ数年は、機械化による植え付けが増えているが手作業も見られており、宮古島の夏の風物詩の一つとなっている。
手作業では、苗を畝間(うねま)に落とし土をかぶせる。植え付け機では苗を土に埋め込む。
いずれの方法でも発芽は良く、気象条件がそろえば青々と育つ。
行政では近年、農家の高齢化や後継者不足もあって植え付け機の導入を推進している。
西辺地区のキビ畑で苗を植えていた男性(70代)は「農家の仲間たちと一緒に植え付け機を使って増産を目指している。天候に恵まれているので、これから植え付け面積を増やしていきたい」と話した。