重量挙げ全国制覇を報告/福里さん(宮高3年)
県教育長「オリンピック選手に」
【那覇支社】第16回全国高校女子重量挙げ選手権(7月に広島県で開催)63㌔級で優勝した宮古高校3年の福里悠(はるか)さんが13日、県教育庁を訪れ、諸見里明教育長に優勝の報告を行った。諸見里教育長は「チャレンジ精神で世界に羽ばたいてほしい。東京オリンピックも視野に入れ、宮古島からオリンピック選手となるよう頑張って」と激励した。
福里さんは、4度目の全国大会出場でジャークでは大会新記録となる98㌔をマーク。スナッチ78㌔のトータル176㌔で初優勝した。「優勝を目標に今までやってきた。高校生最後の大会で全国制覇ができて、とてもうれしい。監督や周りの支えがあってのこと。これからも期待に応えて、もっともっと上を目指していきたい」と話した。
同高へ4年前に赴任してウエートリフティング部を創設し、部活動を開始した渡慶次晃監督は「1からスタートした状況の中で、彼女の家族の支えや周りのサポートもあり、今回の1位につながった」と喜んだ。
本村博之校長は「監督の指導を素直に受け入れながら頑張ったのが今回の成果となった。全国制覇の達成に島を挙げて喜んでいる」と話した。
福里さんは、9月2日から韓国で行われる日韓競技力向上スポーツ強化合宿に強化育成選手として、県内高校生3人と共に日本代表で参加する。