来年、宮古で県畜産共進会/宮古地区農業振興会総会
市長「宮古牛ブランド化」に意欲
宮古地区農業振興会(会長・下地敏彦市長)の総会が14日、JA宮古地区機械化営農センターで開かれた。下地市長をはじめJAおきなわ宮古地区本部、宮古製糖、沖縄製糖の関係者らが参加し、2013年度収支決算など4議案を承認した。13年度畜産関係は全国的に素牛不足で子牛価格が高値で推移し、販売頭数は前年より232頭減の7064頭だが、販売金額は前年と比べ4億7000万円増の31億9000万円の実績を上げた。
来年11月に宮古で36年ぶりに開催される県畜産共進会に向け、一丸となって取り組んでいくことを確認した。冒頭、下地市長は「宮古牛ブランド化を図っていきたい」と意欲を見せた。
13/14年期のサトウキビ生産量は前年の32万5000㌧を若干上回る32万6000㌧。農家手取額は前年と比べ6000万円減の約71億4000万円。平均糖度14・02度、平均単収6・7(前年比0・2㌧減)。トン当たりの平均単価は2万1874円。
一方、ハーベスターの利用率は前年42・3%から51・1%に増え、機械での刈取量が上昇傾向にある。また、春植え・株出しの面積が倍増し拡大傾向にあり、管理指導や対策が急務と指摘した。
野菜・果樹では、カボチャが販売量2380㌧(前年比106・4%)、販売金額8億5000万円(同114%)だった。
13年度決算では、32万7000円を次期繰越。14年度予算は552万5000円。
任期満了に伴う役員選任では、会長に下地市長、副会長に新城武一郎・JAおきなわ宮古地区本部長、砂川玄悠・沖縄製糖専務を選出した。任期は2年。