注意喚起の看板設置/砂山ビーチ
連続水難事故発生受け
市水難事故防止推進協議会(会長・下地敏彦市長)は23日、遊泳中の観光客が死亡する水難事故が7、8月の2カ月連続で発生した砂山ビーチの入口に、事故が多発していることを知らせ注意を呼び掛ける看板を設置した。
看板のサイズは縦120㌢、横91㌢で、駐車場から砂山ビーチへ向かう上り坂入口右側に設置された。
遊泳、シュノーケリング中の事故が多発していることを強調した上で、遊泳、シュノーケリング中の注意事項として、急に深くなっていたり潮の流れが速くなっているところがあるので十分に注意▽台風、波浪、高潮などの警報・注意報が発令された場合は絶対に海に入らない▽保護者は子供から絶対に目を離さない▽体調不良や飲酒時は海に入らない▽シュノーケリング中は安全のためライフジャケット、ウエットスーツを着用する▽シュノーケリングは単独で泳がず、2人1組で海に入る▽シュノーケリングの自己流は危険-の7点を挙げている。
設置作業は同日午前に行われ、作業員が地面に穴を掘って枠を入れ、その中央に看板を立て、セメントを流し込んで固定させた。
2件の死亡事故発生を受け、市水難事故防止推進協議会は今月15日に緊急の対策会議を開き、看板の設置を決定。16日からは宮古島署が砂山ビーチ沿岸の潮流や海底の地形などの調査を行っている。