14年産葉タバコ 販売額23億4400万円/買い入れ終了
宮古地区(宮古島市と多良間村)の2014年産葉タバコの買い入れが27日午前、終了した。総販売額は23億4400万円で前期に比べて約2000万円減少した。平均キロ単価は2089円の高値が付いた。反収(10㌃当たりの収量)は192㌔、同代金は40万682円だった。今期産葉タバコは前期同様、収量は目標値に届かなかったが品質面で補う実績となった。
買い入れ総重量は1122㌧と前期とほぼ同じ。反収192㌔は、県全体の目標量(226㌔)を大きく下回った。
収量減の要因は、植え付け直後の低温や梅雨時期の長雨に伴う疫病の発生。これらの気象条件が影響して生育が阻害された。
市村別の反収は、宮古島市が191㌔、多良間村が202㌔。代金は市が39万9000円、村が42万5000円だった。キロ単価は市が2090円、村が2105円となった。
総販売額は市が22億5829万円、多良間村は8570万円の実績だった。
今期買い入れについて県たばこ耕作組合の砂川利勝組合長は「宮古は梅雨時の大雨で疫病が発生するなどして収量は下がった。それでも(反収を)192㌔まで持ってきたことは農家の努力のたまものだ」と高く評価した。その上で「この結果は来期につながる。収量のアップが望める」などと期待を込めた。
今期葉タバコの買い入れは先月15日から日本たばこ産業宮古葉たばこ取扱所で始まった。宮古地区の買い入れ日数は26・5日。138戸の農家が搬入した。
同所では石垣市の葉タバコも取り扱った。買い入れ重量は132㌧、総販売額は2億6372万円。反収は218㌔、同代金は43万3749円、平均キロ単価は1991円だった。