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産業・経済
2014年8月29日(金)9:00

子牛頭数 減少の一途/肉用牛競り

素牛生産力に課題/背景に農家の高齢化

 JAおきなわ宮古家畜市場の肉用牛競りに上場される子牛(素牛)頭数の減少に歯止めがかからない。2014年1月の初競りから8月競りまでの上場頭数を前年の実績と比較すると227頭も減少。子牛1頭平均価格が50万円台に達する現行の相場からはじく影響額は1億1400万円にも及んでいる。13年は年間販売高30億円を達成して勢いに乗る宮古地区の肉用牛産業だが、素牛生産力の面で課題が見え始めた。

 14年の上半期を振り返ると、1月の初競りこそ527頭と前年同月に比べて2頭増えているが、2月以降は毎月減少。最も大きな減少幅は3月で、前年より65頭も減っている。2月は41頭少なく、7月と8月はそれぞれ30頭減少した。

 頭数の減少に伴って懸念される販売額だが、初競りから8カ月間の累計販売額は前年と比べて約8000万円高となっており、頭数の減少とは相反する。

 これは子牛価格の高値が要因。全国的な素牛不足の影響を受けて1頭平均価格が6カ月連続で50万円台に到達するなど全体の販売額を押し上げている。

 ただ、仮に前年と同じ上場頭数なら、現行の累計販売額に1億円以上が上乗せされているため、頭数の増減は経済的な面で大きな影響を与えている。

 頭数減の要因は農家の高齢化が背景にある。JAおきなわ宮古地区畜産振興センターによると、労働力の低下から牛を売り払って廃業する農家が増加傾向にあるという。一方で新規就農者は伸び悩んでおり、担い手の育成に伴う増頭を喫緊の課題に挙げる。

 JAは「農家の高齢化は大きな課題」と指摘し、競り価格の低下と比例して廃業を選択する農家は増えてくると予測し、強い危機感を示している。

 宮古和牛改良組合は販売高30億円達成を機に一層の増頭を決意。「このままでは素牛産地として定着した宮古の生産態勢が衰退することが懸念される」と指摘した上で、「このような状況に歯止めをかけ、子牛の安定的生産を継続するための最優先課題は母牛の増頭になる」とし、生産者に実践を呼び掛けている。


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