農業委員会委員選挙 立候補予定者に説明会
公選23人、推薦7人/ 市選管
21日告示、28日投開票
宮古島市選挙管理委員会(下地淳徳委員長)は2日、市役所平良庁舎6階会議室で、農業委員会委員選挙に立候補を予定している人を対象にした説明会を開いた。選挙日程や届け出の方法、期日前、不在者投票の場所などが説明された。同選挙は任期満了に伴い9月21日告示、同28日に投開票される。
市農業委員会委員選挙は定数30のうち、公選で23人(平良7人、城辺7人、伊良部4人、下地3人、上野2人)が選ばれる。残り7人は推薦で選ばれ、内訳は市議会4人、JA、農業共済、土地改良区はそれぞれ1人となっている。任期は3年。
説明会には女性1人を含む計23人が出席。下地委員長はあいさつで「農業委員選挙は農地利用の調整を中心に、農業振興の業務に従事する人たちを選ぶ大事な選挙である」と述べ、公職選挙法に基づいたクリーンな選挙を呼び掛けた。
選挙は旧市町村ごとに実施される。前回は平良地区で定数7に対し8人が立候補したため投票が行われた。ほかの4地区は無投票だった。
投票できる人は、市の農業委員会委員選挙人名簿に登録されていて①宮古島市に住所を有する人②10㌃以上の農地耕作者またはその同居の親族、配偶者③年間おおむね60日以上の農作業に従事する人-で、通常選挙とは若干異なる。
市選管によると、有権者数(今年3月31日現在)は▽平良5124人▽城辺2836人▽下地1101人▽上野1167人▽伊良部1790人-の計1万2018人。
市町村の農業委員会の委員は農地利用の調整を中心に、地域農業の振興を図る業務に従事する。今後、農家が互選する現行の制度から首長の任命制に変更される予定。多様な外部人材の登用を可能とし、活性化を図るのが狙いで、選挙は今回が最後となる見通し。