「狩俣創生会」に100万円/市モデル支援事業
歴史文化財活用で活性化
宮古島市の地域活性化モデル地区支援事業の補助金交付決定通知授与式が10日、市平良庁舎で行われ、狩俣歴史文化村創生会(久貝正吉代表)に授与された。市生活環境部の平良哲則部長が通知書を手渡した。平良地区では同会で4地区になる。補助金額は100万円。
創生会は狩俣集落にある豊かな歴史文化財を活用して地域の活性化を進めてきた中で、今回スタートする「狩俣歴史文化村づくり」で▽狩俣在住または出身者を歴史文化村案内人として育成▽集落入口に案内ステーションの設置▽歴史的景観や文化財の保存と環境整備▽地域生産品の加工販売-を4本の柱として活動を進める。
市は創生会の取り組みが宮古島の歴史文化財の保護や普及に大きく寄与する。また「観光客がにぎわい、癒やしが得られる健康長寿の集落」に変容する取り組みがモデル地区となり得ると期待し、支援を決定した。
久貝代表は「集落は超高齢化が進んでいる。文化財を生かしながら、今は通過して行ってしまう観光客に足を止めてもらえるような取り組みをしたい。また、それに伴い集落内での雇用の創出につないでいきたい」と抱負を述べた。