台湾に生徒2人派遣/宮総実
県国際交流書道部門に合格
宮古総合実業高校(伊志嶺秀行校長)の商業科2年の根間真理萌さんと食と環境科2年の根間聖七さんの2人がこのほど、県高校生芸術文化国際交流プログラム書道部門の最終選考で合格し、台湾へ派遣されることが決まった。同校からは3年連続の合格。
2014年度グローバル・リーダー育成海外短期研修事業の一環。最終選考では42人中、20人が合格した。真理萌さんと聖七さんの2人は、29~10月3日までの4泊5日の日程で書道を通じて台湾の高校生らと交流を深める。この日は昨年1年の時に派遣された商業科2年の奥平樹里亜さんが同席し、2人を激励した。
真理萌さんは「自分の書道作品に押す印鑑は自分で作った。書道を通した交流が楽しみ。日本の歌を中国語で披露したい」と意気込む。
聖七さんは「書道を通して漢字文化を学びたい」と意欲を見せる。
奥平さんは体験を踏まえた上で「台湾では言葉は通じなかったが、ジェスチャーを交えて交流した。書道を通して双方が理解を深めた」と話した。
伊志嶺校長は「『千日(せんじつ)の稽古(けいこ)は鍛とし、万日(まんじつ)の稽古は錬とす』という言葉がある通り、毎日のけいこが大事。人間的に成長して来るのが楽しみ」と励ました。