省エネ、新エネ大切
藤森さん(気象予報士)出前授業/福嶺小
総合家電メーカーのシャープが教育支援社会貢献活動として全国の小学校で実施している出前授業が2日、福嶺小学校(池村康男校長)で行われ、気象キャスターネットワーク代表で気象予報士の藤森涼子さんと沖縄シャープ電気先島営業所の満木斉所長が「地球温暖化と新エネルギー(太陽光発電)」をテーマに講話した。全校児童24人に対して2人は地球の未来のために省エネルギーと新エネルギーの大切さを呼び掛けた。
CS放送のデイリープラネット「日テレNEWS24」で気象キャスターを務める藤森さんは「地球温暖化」をテーマに講話。最近の異常気象は現代人の生活による二酸化炭素(CO2)の排出量の増加が大きく影響していることなどを紹介した。
また、過去130年間で地球の平均気温は0・85度上昇したことや、温暖化により北極や山岳地帯の万年雪が溶けて海面が過去110年間で19㌢高くなり、100年後には82㌢上昇することなどを紹介した。
藤森さんは「このまま海面上昇が続くと南太平洋の島国ツバルが一番早く水没してなくなってしまう。そこにも子供たちは住んでいるので地球温暖化はそうした影響を及ぼすことも覚えていてほしい」と呼び掛けた。
満木所長は新エネルギーとして「太陽光発電」について紹介。CO2を排出しない新エネルギーが生活の中に浸透していくことで地球温暖化の抑止になることについて実験を交えながら紹介した。