団体総合、宮古3連覇/先島親善卓球
50回大会、連続出場者表彰
第50回先島親善卓球大会(主催・宮古卓球連盟、八重山卓球連盟)が4日、市総合体育館で開幕した。初日は団体戦と個人戦の男女ダブルスを行い、団体は宮古が総合優勝し、大会3連覇を飾った。節目の記念大会では、功労者や連続出場者を表彰。40年連続出場の根間博信さん(宮古)ら4人の貢献をたたえた。大会はきょう5日まで。
先島親善大会は1964年、石垣市で第1回大会が開催されたのが始まり。以来、互いの技術向上と交流の促進に努めながら今日まで継続してきた。
開会式で宮古卓球連盟の安谷屋満会長は「大会の歴史を築き上げた宮古、八重山卓球連盟の歴代会長や理事長、多くの選手の並々ならぬ努力と情熱に深く感謝したい」と強調。「いつの日か、全国チャンピオンがこの小さな先島から誕生することを夢見て、先島親善大会を続けていくことを誓いたい」と述べた。
八重山卓球連盟の東里悟成会長は「50年の間、先輩方をはじめ多くの関係者が尽力し、この大会を盛り上げてきた」と感謝し、「これからより一層交流を深めていきたい」と話した。
県卓球協会の平安常進会長は祝辞(代読)を寄せ「幾多の障壁を克服して50周年という大輪の花を咲かせた」と祝福。「これからも卓球の魅力と醍醐味を味わいながら先島の交流を満喫してほしい」と述べた。
表彰では功労賞の砂川健さん(宮古)、20年連続出場の仲宗根政邦さん(八重山)、30年連続出場の勝連明さん(宮古)、40年連続出場の根間さん(宮古)を表彰し、卓球競技の振興に対する貢献をたたえた。
競技が始まると参加選手の表情は一変。それぞれゲームに集中し、日ごろの練習の成果を競い合った。
7試合の勝敗数で競う団体戦は宮古が圧勝。男子の部、女子の部いずれも優勝し、総合3連覇を飾った。
個人戦の男子ダブルスは八重山の矢野泰弘・宮良当映組が優勝、準優勝は宮古の親泊靖・友利太一だった。一方女子ダブルスは宮古の大城明乃、狩俣道世が制し、2位は宮古の柏谷美意子・平良美和子組だった。