政治・行政
2014年10月8日(水)8:57
煙突除染へ足場設置/上野旧ごみ処理施設
解体前にダイオキシン除去
上野新里にある旧ごみ処理施設「宮古清掃センター」では現在、解体撤去作業の前段階として、煙突内部などに残るダイオキシン類を洗浄水で除染する作業を行うための外部足場が設置されている。今後は汚染物質の外部流出を防ぐため、煙突を専用素材で覆い囲んだ後、除染作業が実施される。
同施設の解体撤去工事は今年9月から着工。これまで、本格工事へ向けた準備作業として周辺への設備設置や仮設排水処理装置の設置、排水流出防止措置などを行ってきた。
今後は、今月中旬から施設プラント内の除染、11月中旬からは煙突の除染工事を行った後、建物の解体工事に着手し、2月中での解体、3月25日までの撤去完了を予定している。
同解体撤去事業費は当初、一括交付金を充てる予定だったが、認められなかったため、市当局が一般会計補正予算に2億2000万円を計上し、市の一般財源で対応している。
撤去後の跡地には、国が進める人工衛星を使った測位システム「準天頂衛星システム事業」の施設整備を予定している