浦底に大量の漂着ごみ/台風19号
畑への通路ふさぐ
沖縄本島などで猛威をふるった台風19号。宮古島でも浦底海岸ではたまっていた海岸の漂着ごみが台風による強風で護岸を乗り越えて近くの畑に至る道をふさいでしまった。
浦底漁港西側の海岸近くでサトウキビ畑を所有する63歳の男性は「台風の風が少し弱くなった12日に畑を確認に来たところ海岸にあった大量の漂着ごみが風で護岸を乗り越えて道をふさいでいた」と話した。
実際に畑への道は大量のごみで埋め尽くされ、車で通ることは困難な状況となっている。
この男性によると、台風18号の際も海岸の漂着ごみの一部が護岸を乗り越えたが数は少なく、自分で撤去できる状態だったと言う。
この男性は「これだけのごみは一人では撤去できない。このままではサトウキビの収穫ができない」と頭を抱えた。
ごみの撤去について、同海岸を管理する宮古農林水産振興センター農林水産整備課では「海岸清掃はボランティア清掃のほかに5月と10月にパトロールを行い清掃活動を行っている。現在、ちょうどパトロール中なので浦底海岸を含め状況を確認し、もっとも汚れている場所の清掃を行う予定なので清掃する場所が浦底海岸になるかどうかは現在のところ分からない」と話した。