社会・全般
2014年10月29日(水)9:00
不法侵入者想定し訓練/宮古空港
13関係機関が連携確認
2014年度宮古空港不法侵入事案緊急対処訓練(宮古空港保安委員会など主催)が28日、13の関係機関から約70人が参加して、同空港エプロンで行われた。訓練は市内で車を強奪した不審者が空港内に不法侵入したとの想定で実施され、関係諸機関の連携と通報方法などを確認した。
空港エプロン内に侵入した不審者を、日本トランスオーシャン航空(JTA)やスカイマーク、市消防本部空港出張所などの車両が取り囲み、不審者の行動を制限。駆け付けた宮古島署の警察官3人が不審者を逮捕した。
訓練終了後、宮古空港保安委員会の委員長を務める下地敏彦市長が「想定したシナリオ通りで進行した。不法侵入はいろいろな所から入る可能性がある。訓練を積み重ね、諸機関と協力しながら、空港の安全のため、不法侵入をなくすため、努力したい」と講評した。
同訓練は不法侵入事案が発生したことを想定し、空港関係機関相互の緊密な連携、協力で実践的な訓練を行い、空港の安全性などに寄与することを目的に行われた。