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教育・文化
2014年11月7日(金)9:00

「ヒゲのかっちゃん」ロック分野で初/県文化功労者・宮古関係者

下地、又吉さんも受賞/伝統工芸、文化の振興に貢献


2014年度県文化功労者で表彰された(左から)下地さん、川満さん、又吉さん=6日、那覇市の県立博物館・美術館

2014年度県文化功労者で表彰された(左から)下地さん、川満さん、又吉さん=6日、那覇市の県立博物館・美術館

 【那覇支社】2014年度県文化功労者表彰式が6日、那覇市の県立博物館・美術館講堂で開催され、沖縄の芸術文化の振興や文化財保護に尽力した14人と1団体に高良倉吉副知事が表彰状を贈り、長年の功績をたたえた。

 宮古関係では、「伝統工芸・宮古上布」で国指定重要無形文化財宮古上布保持団体理事の下地達雄さん(70)=平良字西原=、「伝統芸能・舞踊」で琉球舞踊世主会会主の又吉世子さん(75)=平良字久貝出身=、「芸術文化・ロック」でミュージシャンの川満勝弘さん(芸名・ヒゲのかっちゃん)(70)=平良字下里出身=が選ばれた。

 高良副知事は式辞で「各分野において普及や発展、後進の指導育成に努められ心から敬意を表する。今後とも本県の文化の振興発展に力添えをたまわりたい」と述べた。

 下地さんは宮古上布の技術の研さんに努め、その技法の向上や後進の指導・育成、その普及拡大に尽力するなど、県の文化振興に貢献した。

 又吉さんは琉球舞踊の保存・継承と錬磨に努め、県指定無形文化財「沖縄伝統舞踊」保持者として普及と後進の指導・育成に尽力した。那覇市在住。

 川満さんは「オキナワン・ロック」の先駆者の一人として、独創的な演奏活動を通して多様性に満ちた音楽文化の発展に寄与し、県内外の音楽分野に影響を与えた。沖縄市在住。

 表彰式の後、下地さんは「14歳から意匠(デザイン)一筋で50年になる。あまり表に出ない仕事なので、評価されてうれしい。宮古を支える産業の一つとなるよう、後継者の育成に努力したい」、芸歴60年の又吉さんは「本当にありがたい。宮古出身の舞踊家では初なので重い責任を感じる。故郷をアピールして宮古のためなら何でもやるのが私の方針。芸の道で恩返しをしたい」、川満さんは「忘れたころに良いこともあるね。宮古には小学5年までいたが、思い入れはいっぱいある。自分の音楽には宮古の躍動する魂と血が流れている。今後のプランはない、なるようになる」とそれぞれ喜びを語った。


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