6人が最優秀賞に輝く/童話・お話・意見発表大会
体験談や出来事など発表/宮古代表で県大会出場へ
第48回宮古地区童話・お話・意見発表大会(主催・宮古地区PTA連合会)が9日、北小体育館など4会場で行われた。審査の結果、最優秀賞には伊志嶺元隆君(北中2年)ら6人が輝いた。6人は12月に国頭村で行われる県大会に、宮古地区代表として出場する。
大会には小学生低学年17、同高学年8人、中学生32人の男女が参加。小学生は童話を身ぶり手ぶりを交えながら表情豊かに、小学生高学年と中学生は、体験談や日ごろの出来事で感じたことなどを自身の考えを交えて発表した。
このうち、「受け継ぐ思いを一本の綱に」
と題し発表し、中学校男子の最優秀賞を受賞した伊志嶺君は、旧盆送り日の夜に上野宮国で行われる大綱引きの綱づくりや綱を引き合った体験を発表。伝統を誇りに思い、それを受け継ぎ、次世代に伝えていく決意を示した。
伊志嶺君は「宮国の伝統行事の素晴らしさや、宮国の人たちの綱引きにかける思いを伝えることができてうれしい。沖縄本島の人たちにも伝えていきたい」と話した。
中学校男子の審査委員を務めた梶原健次さんは講評で「日ごろの体験や普段の努力、考え方が発表に生かされていた。さらにステップアップするには、自分の関心を外に向けるのも大事。皆さんは高校、大学、社会
人となっていくが、地域や社会との関わりなど視野を広めれば内容がさらに深くなる」と指摘した。発表については「内容は良くても聞き取れなくてはどうしようもない。緩急や抑揚を付け、相手の心に響くような発表を心掛けてほしい」と話した。
各部の最優秀賞受賞者は次の皆さん。
【小学校・低学年男子】平良英達君(東小2年)「くいしんぼうず」
【同・低学年女子】荷川取美佑さん(平良第一小3年)「おこだてませんように」
【同・高学年男子】国吉太陽君(久松小6年)「演劇を通して学んだこと」
【同・高学年女子】嘉数優愛さん(伊良部小5年)「祖父母から学んだこと」
【中学校男子】伊志嶺元隆君(北中2年)「受け継ぐ思
いを一本の綱に」
【同女子】松川まりやさん(西辺中3年)「つながり合って生きる」