教育・文化
2014年11月19日(水)9:00
「一生懸命が大事」/宮総実実習棟落成記念講演
上地登さん農業語る
宮古総合実業高校の農場実習棟落成記念講演会が18日開かれ、マンゴー生産農家でユートピアファーム代表の上地登さんが農業の魅力を語った。上地さんは生徒たちに「何かを一生懸命にやること。これが一番大事なこと」と訴えた。
上地さんは、35年以上に及ぶ自身の農業体験をユーモアたっぷりに語った。成功体験も失敗談も話し、農業の奥深さを伝えた。
その上で上地さんは「36~37年農業を続けてきて皆さんに言いたいことは、亜熱帯の宮古島という地域は農業の最適地であるということ」と述べ、農業でも儲けられることを強調。「皆さんが農業で成功することを信じている」と話した。
最後に「何事も一生懸命やること。勉強でも部活でも何でもいい。夢中になれる何か一つのことに一生懸命取り組めば自信がつくし楽しくなる」と述べた。
生徒たちはユーモアの中にも強い信念を見せる上地さんの話を真剣に聞き、自身の進路や農業に対する意識を高めていた。