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政治・行政
2014年11月23日(日)9:00

仲里利信氏、出馬を表明/衆院選沖縄4区

「辺野古新基地を阻止」/TPPにも反対する姿勢


衆院選への出馬を表明した仲里利信氏=22日、那覇市

衆院選への出馬を表明した仲里利信氏=22日、那覇市

 【那覇支社】元自民党県連顧問で元県議会議長の仲里利信氏(77)は22日、那覇市内で記者会見し、衆議院議員総選挙(12月2日公示、14日投開票)に宮古2市村などを含む沖縄第4区から無所属で出馬することを正式に表明した。社大、社民、共産各党などの支援を受ける。

 会見で仲里氏は「辺野古に新基地は造らせない。農業のTPP(環太平洋経済連携協定)も絶対に許すわけにいかない。信念を持って選挙戦を戦い、当選を果たして県政発展のために翁長新知事を支えながら、ともども頑張りたい」と、出馬への決意を述べた。

 仲里氏は、16日の県知事選挙で前那覇市長の翁長雄志氏を初当選させた社大、社民、共産、生活、県議会会派の「県民ネット」、保守系那覇市議団の「新風会」など、「建白書」実現を目指す勢力で構成する沖縄4区候補者選考委員会から20日に出馬要請を受け、22日に立候補を承諾した。

 立候補の理由では「政治家は公約が命と思っている。公約違反は絶対に許せず、選挙民への裏切りだ。戦争体験者として2度とあのような戦争を子や孫に引き継ぐわけにはいかない」と強調し、仲井真弘多知事の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設容認を厳しく批判した。

 選挙戦では辺野古の新基地建設阻止と、TPP交渉の自由化反対などを公約の柱に掲げて取り組む方針を示した。

 仲里氏は、自民党県連が同じ4区で擁立する前職の西銘恒三郎氏(60)の後援会長を昨年5月に辞退した。会見で退任理由を聞かれ、「(西銘氏は)普天間基地の危険性の除去は国外・県外移設と公約したが、相談もなしに辺野古を承認した。本人に会って撤回するかどうかとなったが、結果的に私が辞めることになった」と経緯を説明した。

 仲里利信(なかざと・としのぶ)=新・無所属=1937年3月16日生まれ、77歳。
南風原町出身、琉球大学卒。会社代表などを経て1992年県議会議員に初当選し4期務める。


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