誇りある豊かな沖縄を/衆院選4区
仲里氏が個人演説会/初当選向け支持者気勢
衆院選沖縄4区(宮古島市、多良間村など)に立候補した無所属新人の仲里利信氏(77)の個人演説会(主催・ひやみかちうまんちゅの会みゃーく)が5日、平良久貝のぱいながまホールで開かれた。大勢の支持者らが集まり、「国政の場に仲里氏を送り県民の声を反映させよう」と気勢を上げた。仲里氏は「基地をなくし誇りある豊かな沖縄をつくろう」と支持を呼び掛けた。
仲里氏は公約として①TPPに反対②消費税10%の中止③離島の輸送・交通コストの軽減④辺野古新基地建設ストップ-などを掲げている。
演説会は午後6時すぎから、奥平一夫県議の開会のあいさつで幕開け。下地学宮古選対代表は「知事選で『オール沖縄』という流れをつくっ
た。さらに発展させるためには1区から4区までの当選が至上命令となっている。国政から翁長氏を支える仲里氏の圧勝を期してともども頑張っていこう」と呼び掛けた。
神里幸雄後援会長は「今回の選挙は公約破りの政治家に民意を示す選挙。そのような情勢を踏まえ、4区は注目されている。負けるわけにはいかない」と訴えた。
登壇した仲里氏は「日本とアメリカは沖縄を再び戦場にしようと準備を進めている。辺野古に新基地を造らせるわけにはいかない。ウチナーンチュのアイデンティティーを持ちスクラム組んで翁長知事ともども頑張っていきたい」と決意を示した。
知事選で当選を果たした翁長雄志氏も応援に駆け付け、「国政で私たち沖縄の民意を示していこう」と支持を呼び掛けた。
ひやみかちうまんちゅの会本部副会長の平良朝敬氏、同会本部事務総長の安慶田光雄氏は「国政に県民の民意を伝える人を選ぼう。翁長氏を国政から支える人は仲里氏しかいない」とそれぞれ述べた。
女性を代表して同会みゃーく女性の会の砂川洋子氏が「子供たちの未来は平和で豊かでなければならない」と仲里氏への支持を訴え。同副代表の長浜幸男氏が音頭を取り、全員で「ガンバロウ三唱」を行い気持ちを一つにした。
仲里 利信氏(なかざと・としのぶ) 1937(昭和12)年3月16日生まれ。南風原町出身。琉球大学卒。92年県議選に初当選し4期連続当選。2006年から08年県議会議長。元自民党県連顧問。現在「沖縄建白書の実現を目指し未来を拓く島ぐるみ会議」共同代表