仲間氏発言で一時紛糾/市議会12月定例会
「私腹を肥やしている」/西里氏「侮辱受けた」と処分要求
開会中の市議会(真栄城徳彦議長)12月定例会は15日、一般質問最終日の質疑が行われ、仲間頼信氏ら4人が登壇した。仲間氏が西里芳昭議員を名指しで議員の兼業禁止を追及したことで一時、紛糾した。
仲間氏は、西里氏は会社の登記簿には建設業許可の条件である経営業務の管理責任者と取締役になっていると説明。その上で「一部議員が当局との関係で私腹を肥やしていると言われても仕方がない」と発言。これに対し、西里氏は「何を根拠に仲間頼信議員がそこまでおっしゃっているのか、私には分かりません」と反論した
西里氏は仲間氏の発言で「侮辱を受けた」として、地方自治法に基づいて仲間氏への処分要求書を真栄城議長に提出した。同書は追加案件として承認され、16日の本会議で審議される。
仲間氏は、兼業禁止に触れながら「癒着」「結託」と発言。真栄城議長の注意で仲間氏は発言を取り消した。
さらに仲間氏は「水増しして私腹を肥やしている」などと発言。西里氏は「地方自治法第百三十三条には、普通地方公共団体の議会の会議又は委員会において、侮辱を受けた議員は、これを議会に訴えて処分を求めることができる」と述べた。
議会は一時中断され、議会運営委員会(棚原芳樹委員長)が開かれた。西里氏が議会に提出する処分要求書の取り扱いを話し合い、議会への追加案件として決めた。
議会再開後、同書は本会議で質疑することを決めた。特別委員会でも質疑される予定。
國仲昌二氏は、下地市長の政治姿勢などについてただした。