市制施行 10周年実行委が発足/宮古島市
来年10月、式典や事業開催/宮古まつり引き踊り復活へ
市町村合併により来年、宮古島市が誕生して10周年を迎えるのに伴い、市は記念式典など関連事業の開催を予定している。市は19日、「宮古島市市制施行10周年記念事業実行委員会」(委員長・下地敏彦市長)の初回会合を開き、委員に委嘱状を交付するとともに、各種事業案などを確認した。委員一人一人に下地市長から委嘱状が交付された。副委員長には真栄城徳彦市議会議長と長濱政治副市長を選任した。記念式典は来年10月1日を予定している。
会議であいさつした下地市長は「合併前は各市町村においてさまざまな議論もあったが、宮古島市が誕生し10年を迎えることになる。市民皆で記念の年を祝うとともに、未来に向かって発展する市を目指すということで、いろんな催しを開催したい」と述べ、委員に提言を行うよう求めた。
同実行委の実施方針は①記念事業推進により市制施行10周年を周知し市民一体となった祝祭感を創出②郷土への愛着等を高められる取り組みを行う③市の魅力発信と宮古島市のブランド化推進④市民の声が広く寄せられ、市民が主体的に取り組む事業を推進⑤すべての事業について効率的な実施を推進-となっている。
予定する事業案は例年行事に「宮古島市市制施行10周年」の冠を付すほか、国立劇場おきなわ連携活用事業で組踊「スイミー」の上演、那覇市ぶんかテンブス館での「宮古島市の物産と観光展」の開催、宮古島夏まつりでのパレード(引踊り)旗頭の復活と「ふるさとまつり」の開催、市民エコツアー、記念式典と記念シンポジウムおよび「夜店まつり」の開催、市民文化祭の枠を拡大し、宮古出身者と友好・交流・姉妹都市の作品参加による「芸術祭」の開催などとなっている。
初回会合で委員からは他のスポーツイベントなどでも市制10周年の冠を付すことや、市民から提案のあった事業案については積極的に検討することなどの提案があった。委員は次の通り。敬称略
下地義治(宮古島商工会議所会頭)▽豊見山健児(宮古島観光協会会長)▽長濱博文(市体育協会会長)▽吉岡洋平(宮古青年会議所理事長)▽島尻清子(市婦人連合会会長)▽大城祐子(市文化協会会長)▽前川尚諠(市市民運動実践協議会会長)▽粟国雅博(宮古島漁協代表理事)▽新城武一郎(JAおきなわ宮古地区本部長)▽長田幸夫(県建設業協会宮古支部長)▽古堅宗和(市企画政策部長)▽安谷屋政秀(市総務部長)▽下地信男(市観光商工局長)▽奥原一秀(市教育部長)