県職員採用試験に合格/下地君、宮総実初の快挙
長濱君は県立農大校合格
宮古総合実業高校(伊志嶺秀行校長)生物生産科3年の下地淳史君がこのほど行われた県職員採用試験の農業土木(初級)に合格した。同校初の快挙で、下地君は「夢が無かった自分を担任が導いてくれた。公務員になったらもっと勉強したい」と抱負を語った。同科3年の長濱一希君は県立農業大学校に合格。「将来は畜産業を営みたい」と話した。
同校で22日、報告会があり、伊志嶺校長は「2人とも高い目標を持って努力した。今後とも知識を深めて、県や宮古島に貢献できる人材として羽ばたいてほしい」と激励した。
2人は放課後や夏休み期間を利用して、担任の長間邦和教諭から指導を受け合格を目指した。
同席した長間教諭は「2人とも性格はピカ一。これからも頑張ってほしい」と教え子の快挙を手放しで喜んでいた。
下地君が合格した農業土木(初級)は、ほ場やかんがい施設、農道整備に関する企画、設計、施行管理など、主に農業に関するインフラ整備に携わる。
主な配属先は本庁農林水産部、農林水産振興センター、農林土木事務所など。
長濱君が合格した県立農業大学校は①次代の農業を担う経営感覚に優れた新たな担い手の育成②地域の農業振興を先導する実践的リーダーの養成-が基本方針。