きょう原料搬入終了/沖糖宮古工場
1月5日から再開
24年ぶりに年内操業を開始した沖縄製糖宮古工場はきょう29日、原料(サトウキビ)の年内の搬入を終了する。2015年は1月5日に再開する。操業開始10日間の累計実績は搬入量が1万7733㌧、平均糖度は14・11度と高品質取引が続いている。
沖糖は2014-15年産サトウキビの製糖操業を今月19日に開始した。きょう29日にいったん原料の搬入を終了、工場は30日まで稼動させる。その後31日から来年1月4日まで休み、同5日から再開する。
沖糖の28日現在の搬入概況によると、操業10日間の糖度区分別構成比は基準糖度(13・1~14・3度)以上の原料が全体の41・23%を占めた。基準糖度の原料は42・44%となり、基準以下は16・34%だった。
沖糖は今期、86日前後の操業期間を予定。歩留まりは12・86%を目標とし、砂糖生産量は前期に比べ2600㌧多い1万8420㌧を予想している。搬入見込み量は前期比1万4000㌧増の15万㌧。
今期のサトウキビは台風の被害が少なかったことや生育旺盛期の5月から8月に適度な降雨に恵まれて順調に生育。質、量ともに豊作が見込まれている。