04/25
2024
Thu
旧暦:3月17日 先勝 己 
イベント
2015年1月16日(金)9:00

洗練された踊りで魅了/伊良部公演

平良冨士子琉舞連場新春の舞


観客を魅了した「かぎやで風」=15日、佐良浜の前里添多目的施設

観客を魅了した「かぎやで風」=15日、佐良浜の前里添多目的施設

 玉城流円の會平良冨士子琉舞連場主催の新春の舞「すでぃがふぅ(ありがとう)島に感謝」伊良部公演が15日、佐良浜の前里添多目的施設で開かれた。全員がボランティアで出演。洗練された琉舞、日舞などが披露され、観客らを魅了した。同琉舞連場が伊良部で開催したのは今回が初めて。



 舞台は、老人役の植田多栄子さん、老女役の平良冨士子さん、子供役の具志堅智恵美さんによる祝儀舞踊「かぎやで風」で幕開け。レベルの高い舞で琉舞の素晴らしさを示した。


 蔵田淳子さんと加藤祐美さんが軽快な琉球民謡「谷茶前」を楽しそうに繰り広げた。「谷茶前」は恩納村の海岸で、男がかいで魚を取り、女はバーキ(ざる)に魚を入れ、それを頭に乗せて売り歩く様子を表現した踊り。


 佐良浜出身で広島県に住む池間国美さんは、古典女踊り「かせかけ」を舞った。


 昔の沖縄本島では、布を織るための糸作りを「かせかけ」と呼んでいた。踊りでは、愛する人に着物を贈るための糸を紡ぐ姿を表現している。


 同琉舞連場は広島支部、奈良支部、大和高田支部、座間味支部があり、池間さんは広島支部長で活躍している。


 舞台では、琉舞「加那よー」、日舞「無法松の一生」「円ちえみ(具志堅智恵美さん)歌謡ショー」、創作踊り「伊良部かぬしゃがま」など、数多い演目が披露された。


 最後は「黒島口説」で締めくくった。会場は各演目が終わるたびに大きな拍手が響いていた。


 池間さんは「広島県で暮らして30年余り。時々里帰りしているが、4月には家族で伊良部大橋を渡るために里帰りしたい」と笑顔で語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!