10/05
2024
Sat
旧暦:9月3日 大安 壬 
産業・経済
2015年2月18日(水)9:00

最高賞向け好成績/サトウキビ競作会

反収8・7㌧、糖度14・1度/下地さんの株出しを測定


約40人が参加して全刈り作業で汗を流した=17日、城辺福里

約40人が参加して全刈り作業で汗を流した=17日、城辺福里

 県糖業振興協会の2014-15年期サトウキビ優良事例調査(競作会)の宮古地区全刈り作業が17日、城辺福里にある地区代表の下地澄子さんのほ場で行われた。関係団体から約40人が参加して株出しのサトウキビを収穫。測定の結果、反収8・7㌧、糖度14・1度と好成績を収めた。競作会での最高賞受賞に向けて弾みがつく実績となった。結果は4月に発表される。

 サトウキビ競作会は、反収(10㌃当たりの収量)や品質を競うもの。今年は宮古、八重山のほか南部、中部の各地区代表のサトウキビが審査される。

 17日は宮古と八重山で全刈り作業が行われ、下地さんのほ場では午前10時に刈り取りがスタート。県、宮古島市、JA、製糖工場の職員が作業に当たった。

 開始セレモニーでJAおきなわ宮古地区本部の新城武一郎本部長は「宮古地区代表はこれまでも優秀な成績を収めており、過去15人が入賞している。下地澄子さんのサトウキビも、過去の成績に勝るとも劣らない素晴らしい出来具合だ」と太鼓判を押した。

 宮古地区農業振興会の下地敏彦会長(代読・砂川玄悠副会長)は「下地さんはサトウキビ栽培に強い関心を持ち、品質および反収向上を図るために有機質肥料の投入や土づくりを積極的に行っている」と述べ、生産農家の模範であることを強調しながら競作会での上位入賞に期待を込めた。

 この後、一斉に刈り取りを開始。面積5㌃分のサトウキビを刈り取って茎長や茎径(幅)、節数、重量などをその場で調べた。

 この結果、茎長は平均279㌢、節数は27節だった。キビ1本当たりの重量は1・5㌔。

 刈り取ったキビは宮古製糖城辺工場に搬入した。反収は8㌧を超え、糖度も14度に達するなど株出し原料としては好成績となった。

 サトウキビの品種は農林27号。地区代表に選ばれた下地さんは「3位以内に入れば良いと思う」と謙遜しながらも「1位になれれば本当にうれしいこと」と期待に胸を膨らませた。

 競作会は今後、3月上旬に審査会を開いて4月24日に結果を公表。同時に入賞者の表彰が行われる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年9月21日(土)9:00
9:00

地域クリエイターに学ぶ/商工会議所

講師に中村、安田さん/新商品開発セミナー   宮古島商工会議所は19日、地域クリエイターと一緒に考える特産品ブラッシュアップ&新商品開発セミナーを同所で開催した。中村美樹さん(クリエイティブファクトリー・パパラギ)、安田澄江さん(ミヤコブライド)らが…

2024年9月17日(火)9:00
9:00

泡盛の消費拡大狙う/沖縄国税事務所プロモーション

台湾富裕層対象に/鍾乳洞見学や試飲会   沖縄国税事務所は16日、大型クルーズ船の寄港に合わせた泡盛の消費拡大プロモーションを宮古島で初開催した。クルーズ船の乗客38人が酒蔵バスツアーに参加。城辺砂川の多良川を訪れて泡盛を貯蔵している鍾乳洞を見学した…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!