昔の人の知恵すごい
石臼をひき豆腐作り/社協城辺支所主催
市社会福祉協議会城辺支所主催、城辺民生委員児童委員協議会共催の「親子トーフ作り・イモダンゴ作り」が2日、市城辺社会福祉センターで開かれた。多くの親子連れや地域住民らが参加し、石臼を使ってひいた大豆の搾り汁を煮て、海水で固める、昔ながらの豆腐作りを体験した。
同催しは、世代間交流や親子の触れ合いを深めることなどを目的に、毎年、児童福祉週間に合わせ、この時期に実施している。
参加した子供たちは、親などに手伝ってもらいながら煮た大豆を重い石臼でひく作業を順番に体験したほか、参加者たちはミキサーで細かく砕いた大豆を布袋に入れて搾り、搾り汁を大鍋で煮立て、最後に、にがりの代わりに海水を入れ固め、手作り豆腐を完成させた。
併せて、煮たサツマイモを棒などでつぶし、丸めて団子にする作業も子供たちが体験した。
最後はみんなで、自分たちで作った豆腐とイモ団子を味わった。
石臼ひきを体験した与那覇日菜さん(西辺小1年)は「石臼を回すのは少し難しかったけど、楽しかった」と感想を話した。
共催する城辺民生委員児童委員協議会の砂川美枝子会長は「昔の人は、こうした大変な苦労をしながら豆腐を作っていたことを知ってもらいたくて開催していて、もう20年近く続いている。小さな子供とおじい、おばあとの世代間交流もできるので、今後もできる限り続けていきたい」と語った。