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教育・文化
2015年9月23日(水)9:06

名護市で宮古民謡響く/沖縄北部宮古郷友会

とうがにあやぐ大会開催


とうがにあやぐ大会で情感豊かに歌う出場者ら=21日、名護市営市場内広場

とうがにあやぐ大会で情感豊かに歌う出場者ら=21日、名護市営市場内広場

 【那覇支社】宮古伝統の芸能文化の紹介を通して北部地域の住民と交流を深める沖縄北部地区宮古郷友会(我如古大陸男会長)主催の「第1回とうがにあやぐ大会inやんばる」が21日夜、名護市営市場内広場で催され、最優秀賞に名護市の玉城和江さん(61)が輝いた。

 初の大会には地元の高校生から72歳までの15組(うち宮古出身者5人)が出場し、会場の特設ステージで情感たっぷりに歌い上げると、客席から大きな拍手が送られた。

 開会あいさつで我如古会長は「宮古を代表するとうがにあやぐは教訓歌で、県内外の多くの民謡ファンに親しまれ歌われている。大会を通して宮古民謡の継承発展と北部地域の活性化につなげたい」と話した。

 大会アトラクションでは、砂川勝義宮古民謡研究所による「新かぬしゃがま」「東里真中」の歌と踊りをはじめ、「なりやまあやぐ」のマンドリン演奏とフラダンス、クイチャーなどを披露。宮古のオトーリ文化も紹介され、舞台に上がった観客がユーモアたっぷりに口上を述べ、会場の笑いを誘った。

 来賓の名護市の稲嶺進市長は「宮古の方は行動的、情熱的で心が大きい。民謡には生まれ育った島への思いや誇りが込められている。宮古の民謡を守り広げようとする大会を、みんなで盛り上げて楽しもう」と呼び掛けた。

 沖縄宮古郷友連合会の古波蔵和夫会長は「生まり島宮古は伊良部大橋開通により観光客も増えて大いに賑わい発展している。その勢いに乗って北部郷友会も大会を毎年続けられるよう頑張ってほしい」と激励した。

 同郷友会は設立して約25年になり、現在の会員数は名護市を中心に約1500人。同大会実行委員会では来年以降の開催は未定としながら、郷友会員や地域住民の反応を見ながら前向きに検討したいとしている。

 名護市在住で伊良部出身の池間雅典さん(55)は「仕事の関係で1年半いるが、久し振りに宮古の民謡を聞いて懐かしくなり感動した。島を離れている人にとっては、こういう大会はありがたいし今後も開催してほしい」と話していた。


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