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産業・経済
2016年1月7日(木)9:05

キビ搬入始まる/宮糖城辺工場

工場はきょう稼動予定


原料の搬入がスタート。機械にキビの束を投げ入れる安村社長(左から4人目)ら関係者=6日、宮古製糖城辺工場

原料の搬入がスタート。機械にキビの束を投げ入れる安村社長(左から4人目)ら関係者=6日、宮古製糖城辺工場

 宮古製糖城辺工場は6日午前、2015-16年産サトウキビ(原料)の搬入を開始した。初日は557㌧を搬入したが、悪天候に伴う原料不足で同日の工場稼動は見送った。きょう7日にも開始する方向で準備を進める。初日の平均糖度は12・97度。基準糖度(13・1~14・3度)を下回る厳しいスタートとなった。

 今期のサトウキビは豊作型で推移したが、夏場に相次いだ台風によって折損被害や塩害が発生した。同社が実施した11月の成熟試験においては糖度11・78度と品質面で伸び悩んだ。

 ただ、かん水作業など迅速な対応で被害は最小限にとどめられている。生産量は前期の実績と比べて5000㌧以上多い11万1609㌧が見込まれている。

 同社がまとめた初日の搬入概況によると、糖度区分別構成比は基準糖度帯以下の原料が全体の49・15%と厳しい立ち上がりに。糖度帯内の原料は45・73%、糖度帯以上の原料は5・12%という成績だった。

 1㌧当たりの農家平均手取額は2万985円。

 開始式は午前11時から行われた。同社の安村勇社長は宮古地区4工場の製糖開始に伴って「宮古島全体の地域経済が活気づくことを期待する」と強調。「農家の所得向上と地域経済を支える基幹作物として、増産を図りたい」と決意した。

 下地敏彦市長や県宮古事務所の久貝富一所長は来賓祝辞を述べ、期間中の高品質取引に期待を寄せた。

 たる酒の鏡開き、乾杯なども行われ、関係団体の代表らが豊作と操業の無事故無災害を祈願した。


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