「本から多くの知識を」/読書感想文・画コン
入賞者274人を表彰
宮古地区の小、中学生を対象にした読書感想文・感想画コンクール表彰式(主催・宮古地区学校図書館協議会)が9日、市中央公民館で開催され、入賞者274人を表彰した。
同協議会の饒平名和枝会長はあいさつで「皆さんの感想文・画とも素晴らしい本の魅力を十分に伝えてくれる作品になっている。これからも多くの本と出会い、感性や想像力、考える力、表現力などを学んでほしい」と呼び掛けた。
宮古教育事務所の田場秀樹所長は「多くの児童生徒が本に親しみ読む楽しさ、描く楽しさを味わっていることをうれしく思う。読書は自ら考え、行動し、主体的に社会の形成に参画していくために必要な知識や教養を身につけるきっかけになる。これからも読書に親しんでほしい」と述べた。
審査講評では、感想文の部の崎山用彰審査委員長が良かった点として、自分の生活や経験を加えて表現していることを挙げた。また、課題としては、あらすじをできるだけ少なめにし、自分の考えや思いを盛り込むことが呼び掛けられた。
感想画の部では、友利尚子審査委員長が「小学校は時間をかけて自分の思いを込めて表現した作品が多かった。中学校は本をしっかり読んで構成力、完成度が高く、独自の色使いや個性的な作品が多かった」と講評した。
式では、それぞれの部門ごとに表彰が行われ、詰め掛けた保護者たちも表彰を受けるわが子の姿をデジタルカメラやビデオカメラで撮影していた。