5月から本格稼働へ
新食肉センター建設進む/上野野原
牛や豚などの家畜を解体し食肉に加工する施設、宮古食肉センター(池間等志社長)の新築工事が上野野原地区で着々と進んでいる。12月末現在の進ちょく率(建築)は約65%で、1月末には95%に達する予定。このまま順調に進めば今年3月完成、1カ月の試運転を経て5月から本格稼働する。
建設場所はJAおきなわ宮古家畜市場の東側。鉄骨構造の2階建てで、と畜場は約1431平方㍍、排水処理施設は約64平方㍍。敷地面積は約2799平方㍍となっている。
と畜室や解体室などを設け、1日当たりの処理能力は牛5頭、豚18頭、ヤギ8頭を予定し、島外出荷も計画されている。
食肉センターは宮古島市やJAなどが出資する第3セクター。事業費は約10億1000万円で、うち9割は国の補助、1割は市とJAが負担する。
現施設は1982(昭和57)年に設立されたが、築30年余りが経過。建物や機械設備が老朽化し、安全で安心な食肉供給の観点から新施設の整備が求められていた。
施工は建築が古波蔵組・大成土建・オーシャンシギラ共同企業体(JV)。機械設備が朝日建設工業・仲地建設工業JV。電気設備が川田電設産業・三光開発JV。構内整備が大悟建設。