07/19
2025
Sat
旧暦:6月25日 赤口 己 
社会・全般
2016年2月7日(日)9:07

ミサイル発射きょうにも/北朝鮮が前倒し

PAC3、けさ到着/自衛隊員、トゥリバーで設置準備


PAC3配備の準備作業をする自衛隊員ら=6日、トゥリバー地区

PAC3配備の準備作業をする自衛隊員ら=6日、トゥリバー地区

 日本政府は6日、北朝鮮が「人工衛星」と称する事実上の弾道ミサイル発射期間を「2月7日~14日」に変更したと発表した。北朝鮮はこれまで「2月8日~25日」と国際海事機関(IMO)に通告していたが、前倒しした。北朝鮮は発射時間帯や飛行経路については変更していない。発射時間帯は午前7時30分~午後0時30分(日本時間)で、ミサイルが発射された場合、経路は沖縄本島と石垣、宮古島などの上空を通過する可能性がある。トゥリバー地区では地対空誘導弾パトリオット(PAC3)発射装置などの配備準備が始まった。PAC3は海上自衛隊の輸送艦「くにさき」で7日午前、平良港下崎埠頭に到着する予定。

 PAC3発射装置配備は7日に完了する予定で、東シナ海などに配置された海自のイージス艦とともにミサイル迎撃態勢を敷く。宮古島でのPAC3の基地外配備は今回が初めて。展開される部隊規模は明らかにされていないが、2012年の展開時とほぼ同規模とみられている。

 宮古空港では人員や資材輸送のため、連絡偵察機LR-2や輸送ヘリCH-47Jなどの自衛隊機が離発着を繰り返した。

 トゥリバー地区は、埋め立て地に入る「みなみばし」を渡った場所で交通規制が敷かれており、一般車両は右折はできるが、直進してサンセットビーチ方面には入れない。この交通規制は撤収まで続く見込み。

 防衛省は2013年9月、同年12月から航空自衛隊宮古島分屯地の固定レーダー換装工事のため、PAC3の配備が難しくなるとして、トゥリバー地区が展開候補地として適しているかなどの測量調査を行った。

 2012年12月の北朝鮮ミサイル発射では、発射10分後に1段目が黄海に、約15分後にミサイル先端のカバーが東シナ海に落下。沖縄上空を通過し、2段目がフィリピン東方の太平洋に落下したとみられている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年7月8日(火)9:00
9:00

フレーム切手の販売開始

宮古の風景や「まもる君」使用/郵便局   日本郵便沖縄支社(那覇市、金城努支社長)は7日、交通安全を願ったオリジナルフレーム切手を販売開始した。夏の観光シーズンを前に、安全運転で観光を楽しめるよう宮古島地区交通安全協会と協力して作成。色鮮やかな宮古島…

2025年7月5日(土)9:00
9:00

水難、交通事故注意を

外国人観光客に啓発活動/宮古島署など   宮古島署、宮古島海上保安部、市、宮古島地方気象台は3日、下地島空港で「水難事故および交通事故防止」の啓発活動を合同で行った。韓国と香港からの到着便に合わせ、署員や職員がパンフレットなどを配布し事故防止を訴えた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!